車両系建設機械運転技能講習とは|対象機械・区分・履歴書の書き方

「ユンボの免許」と呼ばれている資格の正式名称が、車両系建設機械運転技能講習です。実は用途によって4つの区分に分かれていて、履歴書に書くときも区分名まで書くのが正確です。制度の全体像を整理します。
4つの区分がある
車両系建設機械の技能講習は、機械の用途で次のように分かれます。
- 整地・運搬・積込み用及び掘削用: ユンボ(ドラグショベル)、ブルドーザー、トラクターショベル、モーターグレーダーなど。いわゆる「ユンボの免許」はこれ
- 解体用: ブレーカ、鉄骨切断機、コンクリート圧砕機、解体用つかみ機を装着した機械
- 基礎工事用: くい打機、アースドリル、アースオーガーなど
- 締固め用: ローラー類
それぞれ別の講習なので、整地等を修了しても解体用の機械は動かせません。逆に、整地等を持っていると解体用の講習が短縮されます。
履歴書にはどう書くか
正確に書くなら「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習 修了」です。長いですが、区分まで書くことで何ができる人なのかが伝わります。
「ユンボ免許」「バックホー免許」といった通称は履歴書には使いません。取得年月も添えると丁寧です。呼び名の違いも整理しています。
技能講習と特別教育の法的な違い
どちらも労働安全衛生法に基づく教育ですが、位置づけが違います。
- 技能講習: 就業制限業務に就くための資格。都道府県労働局長の登録を受けた教習機関だけが実施でき、修了試験があります
- 特別教育: 危険業務に就く前の教育。事業者が自ら実施することもでき、修了試験は必須ではありません
求人の応募条件に書かれているのはほとんどが技能講習の修了です。詳しくは3トン未満の特別教育との違いをご覧ください。
修了証に有効期限はない
技能講習の修了証に更新や有効期限はありません。一度取得すれば一生使えます。ただし紛失した場合は再交付の手続きが必要で、修了した教習機関に申請します。
なお、法的な義務ではありませんが、久しぶりに業務に就く際の安全衛生教育(能力向上教育)の受講が推奨されています。会社によっては社内ルールとして受講を求められることがあります。
対応する教習機関
メーカー系コマツ教習所 北海道センタ
14時間コース(2日)4万9,000円・38時間コース(6日)11万2,000円。小型車両系(3t未満)特別教育13時間は2万2,000円。Web予約システムに対応。
メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター
労働局登録教習機関。予約は電話・インターネットで先着順。受講料は労働局に届出済みで割引不可・支払いは銀行振込のみ。
メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター
受講資格別にN(38時間)/D(18時間)/C(14時間)の3コース。ベトナム語コース(NV・44.5時間)を設定。Web予約に対応(日程から選択して予約可)。