架空線接触の防止策
上を見ない機械作業は、いつか電線に触れます。架空線接触は感電・停電・重大災害に直結する事故。掘る前に上を見る習慣と、万一の時の生死を分ける知識を解説します。
事前の調査と計画
作業中の防止策
- 監視人の配置:ブームと架空線の位置関係は運転席から見誤りやすい(上方の距離感は特に)。近接作業では専任の監視人を置き、合図で管理(合図の記事)
- 作業範囲の物理的制限:ブームの旋回・上げの範囲をあらかじめ制限する運用や、目印(高さ規制バー・注意旗)の設置
- ダンプ・トラックにも同じリスク:荷台を上げたままの走行での引っ掛けは定番事故。ユンボ以外の車両も含めた現場ルールに
万一接触したら:生死を分ける知識
- 運転者は車内(運転席)に留まる:機体が帯電していても、車内にいる限り電流の通り道になりにくい。慌てて飛び降りると機体と地面に同時に触れて感電する
- 周囲の人は機械に近づかない・触らない:地面にも電位差が生じ得る(歩幅を小さくして離れる)。救助のつもりの接触が二次災害になる
- 電力会社へ通報し、送電停止の確認が取れるまで動かない:見た目で断線・停電を判断しない
- やむを得ず脱出する場合(火災等)は「機体に触れず飛び降り、両足を揃えて小刻みに離れる」が知識として知られる非常手段。ただし第一選択は「留まって通報」
上を見る3秒と、万一の「留まる」判断。この2つを全員が知っている現場だけが、架空線事故と無縁でいられます。
対応する教習機関
メーカー系コマツ教習所 北海道センタ
14時間コース(2日)4万9,000円・38時間コース(6日)11万2,000円。小型車両系(3t未満)特別教育13時間は2万2,000円。Web予約システムに対応。
メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター
労働局登録教習機関。予約は電話・インターネットで先着順。受講料は労働局に届出済みで割引不可・支払いは銀行振込のみ。
メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター
受講資格別にN(38時間)/D(18時間)/C(14時間)の3コース。ベトナム語コース(NV・44.5時間)を設定。Web予約に対応(日程から選択して予約可)。