埋め戻しと転圧の基本

最終更新日: 2026-08-22

埋め戻しは「土を戻すだけ」に見えて、後日の沈下・陥没を左右する重要工程。数か月後に駐車場が沈む原因は、たいてい埋め戻しの手抜きです。層で固める作法を解説します。

この記事の目次
  1. なぜ沈むのか:空隙の問題
  2. 正しい手順
  3. 配管まわりと仕上げの注意

なぜ沈むのか:空隙の問題

  • 掘り出した土はほぐれて体積が増え、そのまま戻すと隙間(空隙)だらけの詰まっていない状態になる。時間と雨で隙間が詰まる=地表が沈む
  • 一気に埋めて上だけ固めるのが最悪:表面は固くても中はスカスカ。後日じわじわ沈み続ける
  • 対策はただ一つ、薄く敷いて(まき出し)、層ごとに締め固めること

正しい手順

  • 1. まき出し厚を守る:1層あたり20〜30cm程度を目安に敷き均す。厚く入れるほど締固めが効かない
  • 2. 層ごとに転圧:ランマー・プレート・ローラー(ローラー資格の記事)で各層をしっかり締める。バケットの背で押さえるのは仮押さえであって転圧ではない
  • 3. 土の選別:ガラ・木くず・粘土塊の混入は沈下と陥没の種。構造物まわりは良質土・砕石で
  • 4. 水極め(みずぎめ)の使いどころ:砂系の埋め戻しで水を使って締める手法。土質に合わせて選択

配管まわりと仕上げの注意

  • 水道・排水管の周囲は手厚く:管の下側(基床)と側部を砂などで丁寧に固定してから埋める。管の直上への重機乗り入れ・強転圧は破損のもと(埋設の記事
  • 構造物際は小型機材で:基礎・擁壁のそばは大型転圧の衝撃を避け、小型ランマーで層を薄く
  • 仕上がり高さは沈下代を見込むか、しっかり転圧して沈下させないか、用途で判断。駐車場・通路は特に妥協しない
  • DIYの埋め戻し(レンタルの記事・DIY土木の記事参照予定)でも原則は同じ。「層で固める」だけで仕上がりが別物になる

埋め戻しは「見えなくなる仕事」だからこそ、腕と誠実さが出ます。沈まない仕事は、静かな信頼を積み上げます。

対応する教習機関

メーカー系コマツ教習所 北海道センタ

会場:北海道北広島市大曲工業団地

14時間コース(2日)4万9,000円・38時間コース(6日)11万2,000円。小型車両系(3t未満)特別教育13時間は2万2,000円。Web予約システムに対応。

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:北海道札幌市清田区

労働局登録教習機関。予約は電話・インターネットで先着順。受講料は労働局に届出済みで割引不可・支払いは銀行振込のみ。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道札幌市白石区

受講資格別にN(38時間)/D(18時間)/C(14時間)の3コース。ベトナム語コース(NV・44.5時間)を設定。Web予約に対応(日程から選択して予約可)。

車両系建設機械(整地等)技能講習の教習機関一覧を見る

関連コラム