講習の中身を先に知っておく|学科で寝ない・実技で慌てないために

申し込む前に「2日間(保有資格により変動)で何をやるのか」が見えていると、当日の緊張がまるで違います。学科と実技の中身を、受講者目線で具体的に説明します。
学科で学ぶ4科目
| 科目 | 中身 | ポイント |
|---|---|---|
| 走行装置の構造・取扱い | クローラーの仕組み、走行操作 | 後の実技に直結。図を覚える |
| 作業装置の構造・取扱い | ブーム・アーム・バケット、油圧の基礎 | レバー操作の理屈がここで分かる |
| 運転に必要な一般的事項 | 土質、重心、地盤 | 転倒事故の話はほぼここ |
| 法令 | 労働安全衛生法の関連条文 | 試験に出る箇所を講師が明示してくれる |
学科の最後に修了試験(筆記)があります。講義中に「ここは大事」と言われた箇所がそのまま出る形式で、まじめに聞いてメモしていれば通ります。落とすための試験ではありません。
実技で行う操作
- 装置の点検と乗降:3点支持での乗り降り、作業前点検
- 走行:前進・後進・旋回。クローラーの向きと操作の関係(ここで最初の混乱が起きます)
- 掘削と整地:アームを引きながらバケットですくう複合操作、すくった土の運搬、地面の均し
- 定められたコースでの総合操作:修了試験はこの延長です
実技のつまずきどころと対策は実技のコツの記事に詳しくまとめています。
1日の流れ(31時間コースの例)
普通免許ありの標準的なコース(14時間)では、1日目=学科+筆記試験、2日目=実技+実技試験という構成が多数派です。学科・実技とも朝から夕方までみっちりで、想像より体力を使います。
- 昼食: 弁当持参か周辺で。郊外の教習所は売店がないことも
- 服装: 長袖長ズボン・安全靴(貸出の有無は取り方の記事参照)
- 寝不足は実技の事故リスク。前日はよく寝る、が一番の準備です
「ついていけるか」への答え
講習は重機に触ったことがない人を前提に組まれています。受講者の顔ぶれも、10代の新入社員から60代まで幅広い。操作が遅くても、その場で補習して修了させるのが教習機関の運用です。
不安があるなら、予約時に「未経験ですが大丈夫ですか」と聞いてみてください。どの機関も「大丈夫です」と答えるはずですが、その一言で当日の気持ちが変わります。費用の全体像は費用の記事へ。
対応する教習機関
メーカー系コマツ教習所 北海道センタ
14時間コース(2日)4万9,000円・38時間コース(6日)11万2,000円。小型車両系(3t未満)特別教育13時間は2万2,000円。Web予約システムに対応。
メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター
労働局登録教習機関。予約は電話・インターネットで先着順。受講料は労働局に届出済みで割引不可・支払いは銀行振込のみ。
メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター
受講資格別にN(38時間)/D(18時間)/C(14時間)の3コース。ベトナム語コース(NV・44.5時間)を設定。Web予約に対応(日程から選択して予約可)。