年次検査を忘れていませんか|特定自主検査の義務・費用・頼み方

業務でユンボを使うなら、年1回の特定自主検査は法律上の義務です。中古で買った個人事業主や農家が見落としやすいポイントなので、整理しておきます。
誰が対象か
労働安全衛生法に基づき、事業として使用する車両系建設機械は1年以内ごとに1回の特定自主検査が義務です。建設会社はもちろん、個人事業主(一人親方・農業経営)が業務で使う場合も対象です。
完全な自家用(事業性のない趣味・自宅用)は義務の対象外ですが、安全上は同等の点検を推奨します。境界の考え方は私有地の記事と同じです。
検査できる人と頼み方
- 登録検査業者に依頼:建機ディーラー・整備業者の多くが対応。出張検査もあります
- 事業内検査者:研修を修了した自社の担当者が行う方法(機械台数の多い会社向け)
費用は機種・クラスによりますが、ミニユンボで2〜3万円台、中型で3〜5万円前後が目安。整備とセットで頼むと効率的です。
検査標章と記録
- 検査に合格すると検査標章(ステッカー)を機体に貼付。次回期限が一目で分かります
- 検査記録は3年間保存
- 中古機の購入時は、この標章と記録で整備状態と管理の質が読めます(中古の記事)
3種類の点検の全体像
| 点検 | 頻度 | 実施者 |
|---|---|---|
| 作業前点検 | 毎日 | 運転者 |
| 月例自主検査 | 1か月ごと | 社内で可(記録3年保存) |
| 特定自主検査 | 年1回 | 有資格者・登録業者のみ |
監督署の調査で見られるのは月例記録の抜けが定番です。維持費全体の中での位置づけは維持費の記事へ。
対応する教習機関
メーカー系コマツ教習所 北海道センタ
14時間コース(2日)4万9,000円・38時間コース(6日)11万2,000円。小型車両系(3t未満)特別教育13時間は2万2,000円。Web予約システムに対応。
メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター
労働局登録教習機関。予約は電話・インターネットで先着順。受講料は労働局に届出済みで割引不可・支払いは銀行振込のみ。
メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター
受講資格別にN(38時間)/D(18時間)/C(14時間)の3コース。ベトナム語コース(NV・44.5時間)を設定。Web予約に対応(日程から選択して予約可)。