挟まれ事故の防止策

最終更新日: 2026-08-23

ユンボの死亡災害で転倒と並ぶ二大類型が「挟まれ」。機械と人の距離がゼロになる一瞬の事故は、配置とルールでしか防げません。典型パターンから対策を組み立てます。

この記事の目次
  1. 典型パターンを知る
  2. 運転者側の防止策
  3. 地上作業員・現場側の防止策

典型パターンを知る

  • 旋回体と障害物の間:壁・ダンプ・構造物のそばで旋回した際、後部(カウンターウェイト)と障害物の間に人が挟まれる——最多の型。旋回範囲は運転者から死角だらけ(機体まわりの記事
  • アーム・バケットの下:整備・点検時や、手元作業者がバケット付近で作業中の降下
  • 機体と地山・構造物の間:狭所での走行・方向転換時に、誘導者・作業員が退避スペースのない位置に立っている
  • 共通項は「人が機械の可動範囲内にいた」こと。技術でなく配置の失敗が本質

運転者側の防止策

  • 旋回前の指差し確認:「右よし・左よし・後ろよし」。特に後方の振り出し先(レバー確認の記事の空作業チェックと同じ思想で、動かす前に見る)
  • 人が視界から消えたら停止:さっきまで見えていた作業員が見えない=機械の陰にいる可能性。「いなくなったら止まる」を鉄則に(合図の記事
  • 作業半径への立入禁止を自分から要求:バリケード・カラーコーンの設置は運転者の身を守る手続きでもある(作業計画の記事
  • 整備時はアーム降下防止の支持・ロックを確実に(メンテの記事

地上作業員・現場側の防止策

  • 「旋回範囲=立入禁止」を全員の常識に:新規入場時教育で徹底(入場教育の記事)。手元作業が必要なときは機械を止めてから近づく→合図で作業再開の手順化
  • 退避スペースを背にして立つ:壁を背にした位置は挟まれの死地。逃げ場のある立ち位置を選ぶのは地上側の技術
  • アイコンタクトなしで近づかない:運転者が自分を認識したことを確認してから。近道のために機械の後ろを横切らない
  • ヒヤリ事例の共有が最良の教材。「挟まれかけた」を言える現場が、挟まれを出さない現場(会社選びの記事の安全文化)

機械は止まれば安全、人は離れれば安全。「動く機械と人を同じ空間に置かない」——この原則に例外を作らないでください。

対応する教習機関

メーカー系コマツ教習所 北海道センタ

会場:北海道北広島市大曲工業団地

14時間コース(2日)4万9,000円・38時間コース(6日)11万2,000円。小型車両系(3t未満)特別教育13時間は2万2,000円。Web予約システムに対応。

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:北海道札幌市清田区

労働局登録教習機関。予約は電話・インターネットで先着順。受講料は労働局に届出済みで割引不可・支払いは銀行振込のみ。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道札幌市白石区

受講資格別にN(38時間)/D(18時間)/C(14時間)の3コース。ベトナム語コース(NV・44.5時間)を設定。Web予約に対応(日程から選択して予約可)。

車両系建設機械(整地等)技能講習の教習機関一覧を見る

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