掘削系作業主任者の資格

最終更新日: 2026-08-23

「2mを超える掘削には主任者がいる」——現場で耳にするこの話、キャリアの次の一手にも関わります。掘削系作業主任者の制度と取得の道筋を整理します。

この記事の目次
  1. 何の資格か・いつ必要か
  2. 取得の要件と講習
  3. キャリアとしての価値

何の資格か・いつ必要か

  • 地山の掘削及び土止め支保工作業主任者:掘削面の高さ(深さ)が2m以上となる地山の掘削作業や、土止め支保工の切りばり・腹おこしの取付け取り外し作業で、事業者が選任を義務づけられる作業主任者
  • 役割:作業方法の決定と作業の直接指揮、器具・工具の点検、安全帯等の使用状況の監視——「作業を見張り、指揮する人」であり、崩壊災害(崩壊の記事)を防ぐ現場の要
  • ユンボの運転資格とは別物:掘るのはオペ、掘り方を指揮するのが主任者。管工事・造成など深掘りのある現場(現場の記事)では両方の顔ぶれが必要

取得の要件と講習

  • 技能講習で取得:受講資格は地山掘削等の作業経験(3年以上等)が基本線。学歴(土木系)による短縮要件もある
  • 講習内容:2日程度で、作業方法・土質・湧水・支保工・法令など。修了試験あり
  • つまり「現場経験を積んだ人が進む次の段階」の資格。未経験では受けられないぶん、持っていることが経験の証明になる
  • 費用は1〜2万円台が目安。会社負担での取得が一般的(制度の記事

キャリアとしての価値

  • 「指揮できる人」への昇格切符:オペ+主任者は、職長・現場代理人への階段の一段目(施工管理の記事)。手当の対象にもなりやすい(手当の記事
  • 会社にとっての価値:主任者がいなければ受けられない工事がある。選任要員の厚みは受注力そのもので、「取ってほしい」と会社から頼まれる種類の資格
  • 関連の作業主任者(土止め支保工と一体、型枠・足場は別資格)や職長教育(教育の記事)と合わせ、30代からの「現場を任される側」への布石に
  • 経験年数が要件なので、「何年後に受けるか」を今から逆算しておくのが賢い(資格一覧の記事

掘る腕に「指揮の資格」を重ねると、現場での役割が変わります。経験が要件を満たしたら、迷わず受けてください。

対応する教習機関

メーカー系コマツ教習所 北海道センタ

会場:北海道北広島市大曲工業団地

14時間コース(2日)4万9,000円・38時間コース(6日)11万2,000円。小型車両系(3t未満)特別教育13時間は2万2,000円。Web予約システムに対応。

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:北海道札幌市清田区

労働局登録教習機関。予約は電話・インターネットで先着順。受講料は労働局に届出済みで割引不可・支払いは銀行振込のみ。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道札幌市白石区

受講資格別にN(38時間)/D(18時間)/C(14時間)の3コース。ベトナム語コース(NV・44.5時間)を設定。Web予約に対応(日程から選択して予約可)。

車両系建設機械(整地等)技能講習の教習機関一覧を見る

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